レトロを訪ねる「巣鴨コース」
巣鴨大鳥神社
貞享5年巣鴨村新左衛門なる者の勧請により巣鴨稲荷社として創祀。宝暦5年に時の鐘が造られ明治初年まで十二辰が皷ぜられた。嘉永二年子育稲荷大明神と改称、社前はいなり小路と呼ばれた。元治元年に酉の市が立ち、現在に続く。
▲ 文京区千石4-25-15
徳川慶喜巣鴨屋敷跡
江戸幕府15代将軍徳川慶喜が1897(明治30)年から4年間を過ごした屋敷跡である。庭は故郷水戸に因んだ梅林になっており、梅屋敷と呼ばれた。
▲ 巣鴨1-18
染井吉野の碑
JR山手線のさくら並木通りの入口にある。1980(昭和55)年近隣住民らによって建立された。関八州全図のレリーフがはめ込まれている。
▲ 巣鴨3-27
江戸六地蔵尊 眞性寺
真言宗豊山派。医王山。創建年不詳。1615(元和元)年祐遍が中興開山。1714(正徳4)年地蔵坊正元が勧請し、太田駿河守正儀が鋳造した江戸六地蔵が有名。1793(寛政5)年の芭蕉句碑がある。
▲ 巣鴨3-21-21
本妙寺
法華宗陣門流。徳栄山総持院。1571(元亀2)年創建、1911(明治44)年本郷より移転。1657(明暦3)年の振袖火事の火元で、その供養塔がある。剣豪千葉周作、江戸町奉行遠山景元の墓がある。
▲ 巣鴨5-35-6
総禅寺
善養寺
天台宗。薬王山延寿院。天長年間(824~833)創建。1912(明治45)年下谷より移転。高さ3mの木造閻魔坐像、江戸中期の陶工尾形乾山の墓がある。西巣鴨4-8には、市区改正で旧東京市内から移ってきた良感寺・清厳寺、善養寺・妙行寺・盛雲寺・西方寺・講安寺・正法院の墓地が隣接し、寺町ができた。
▲ 西巣鴨4-8-25
妙行寺
法華宗陣門流。長徳山。1624(寛永元)年創建。1909(明治42)年四谷より移転。「東海道四谷怪談」のお岩の墓、うなぎ・魚河岸の供養塔がある。
▲ 西巣鴨4-8-28
猿田彦大神庚申塚
江戸時代中山道の立場(休息所)があった。もとここに1502(文亀2)年の庚申塔が建っていたが、明暦の大火後に崩壊し、1657(明暦3)年に再建された。その庚申塔が堂内に納められている。明治期に千葉県銚子の猿田神社から猿田彦大神を分祀した。庚申の日は参拝者で賑わう。
▲ 巣鴨4-35-1
とげぬき地蔵尊 高岩寺
曹洞宗。万頂山。1596(慶長元)年創建。1891(明治24)年下谷より移転。1528(大永8)年の庚申待板碑がある。とげぬき地蔵として有名で、毎月4の日は縁日で賑わう。
▲ 巣鴨3-35-2